maaiファーストプロダクト
ストーリー

- 幻の花サガリバナとの出合い -

  • 「夜に開花し、ひと晩中甘い香りで虫たちを誘い、美しく花火のように咲き誇った後、早朝に散ってしまう儚い花、サガリバナ」。


    虫や蜜蜂を虜にし、潔くひと晩で散っていく生き様。
    多くの人が魅了される、妖艶さとリラックスさを両立させた香り。


    石垣島でサガリバナと出合った時、気品漂う、うっとりする香りに身体中が包まれ、
    当時、ストレスフルだった私の身体からたくさんのトゲが、スッとなくなっていく感覚を覚えました。


    今まで感じたことのないような幸福感を体感し、この香りを閉じ込めて東京へ持って帰りたい!と強く思いました。


    お土産屋さんで探しても、ネットで探してもサガリバナの香りの美容品は何ひとつ見つからない。


    それならば、自分で実現させてみよう!

    この経験がきっかけとなり、サガリバナの香りをコンセプトとした化粧品づくりをファーストプロダクトとして、スタートさせました。

サガリバナ保存会での学び

サガリバナに感動した私は、石垣島の最南端に位置する平久保にあるサガリバナ保存会の米盛夫妻の元を訪れました。
サガリバナについて多くを学ばせてもらい、取材を重ね、化粧品づくりのヒントを模索しました。

サガリバナ保存会の米盛夫妻を取材中。約15年ほど前、自身の所有地でサガリバナの大きな古木を見つけたことをきっかけに手入れをし始めたそう。

「毎日お世話をしていた甲斐があり、約2年ほどで満開にサガリバナが咲き誇った」と語る米盛さん。現在は、石垣島の観光スポットとして多くの人がサガリバナの美しさをひと目見ようと平久保を訪れています。

地域のボランティアスタッフでサガリバナは守られており、枝葉の手入れや害虫の駆除など業務は多岐に渡ります。将来的にサガリバナをどう守っていくかが今後の課題だという。maaiも微力ですが、サガリバナを守るためのお手伝いをしようと考えています。

サガリバナが美しく咲いてくれるように、米盛さんに教えて頂きながら葉を取っているシーン。取材は観光客の方々が訪れる6月〜9月中旬を避け、10月初旬に行っています。ですので、ハイシーズンのように満開にはなりませんでしたが、21時すぎから、キレイなサガリバナを観ることができました。

maaiのファーストプロダクトのキーコンセプトである、サガリバナの香り。咲き始めの21頃、花が満開の午前1時、散ってしまう午前5時頃に、滞在中に視察を重ね、香りを確認しました。「香りが時間ごとに微妙に異なるのがサガリバナの面白いところだから、時間帯を分けて視察を!」と米盛さんから教えて頂いたので、何度も確認し香りを身体で覚えました。

サガリバナ保存会の許可とご協力を得て、サガリバナの香りを作り出すために、サガリバナを少量、実験用として譲って頂けることになりました。21時、午前1時、午前5時の時間帯に分けて収穫をし、提携工場へ送り、実験を行いました。

※写真は実験のイメージです。